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sidからBookwormへ変更した話

Screenshot2023-08-20.jpg

今年はDebianのリリース年。
いつもなら9月頃なのに、知らない間に新しいDebian12 Bookwormがリリースされていた。
昨日は少し時間があったので調べてみた。

今回の一番の変更点はFirmwareの扱いが変わった事だ。
アホなので読んでもよく理解でけへん。
はっきり理解出来る事はいつも愛用させて頂いているFirmwareコミコミのnon-free版ISOファイルが無いと言う事だ。
今回のバージョンに関してはFirmwareの圧縮ファイルだけが置かれている。
あ〜なんかまたDebianの難易度が少し上がった?

新規インストールするの面倒臭そうだなぁ。
と言う事で以前間違ってSid(テスティング版)へアップグレードさせてしまい放置していた旧wattOSを正式にBookwormへ変更しようと思い立った。

既にDebian12ではあるのでパッケージリストを変更してアップデートするだけだ。

管理者権限でファイルマネージャーを開き(sudo pcmanfmで開いた)、/etc/aptのsources.listをテキストエディタで開き編集する。
まだbullseyeのリストが残っていたのでbullseyeの部分を全てbookwormへ置き換えた。
↓な感じである。

deb http://deb.debian.org/debian/ bookworm non-free contrib main
deb-src http://deb.debian.org/debian/ bookworm non-free contrib main

deb http://deb.debian.org/debian/ bookworm-updates non-free contrib main
deb-src http://deb.debian.org/debian/ bookworm-updates non-free contrib main

deb http://security.debian.org/debian-security/ bookworm-security main contrib non-free
deb-src http://security.debian.org/debian-security/ bookworm-security non-free contrib main

deb http://deb.debian.org/debian/ bookworm-backports non-free contrib main
deb-src http://deb.debian.org/debian/ bookworm-backports non-free contrib main

そしてsidのリストを削除。

更に重要なのが、Firmwareの扱いの変更と共にFirmwareのパッケージの場所が変わったので、新たなFirmwareのリストを書き加える。

deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ bookworm main contrib non-free non-free-firmware

↓をすれば完了である。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

なおbullseyeからbookwormへバージョンアップする場合は上のようにsources.listをbullseyeの部分を全てbookwormへ置き換えFirmwareのリストを書き加える。

そして↓をする。
sudo apt-get update
sudo apt full-upgrade
これで行けると思う。
まだ試してbullseyeからbookwormへはやってみてないので、安全に出来るかまでは確証は無い。

まだまだbullseyeで行けるし今はそんなに時間が無いのでやらないが、時間が出来たらいずれやってみようと思う。

おっと重要な事を書き忘れた。
これをやったら同じHDDに入っているbookworm以外起動メニューから消えてしまってほとほと困った。
Grub Customizerが入っているので新規でパーティションを指定してメニューを作り
bullseyeを立ち上げてからbullseye内のGrub Customizerを起動するとメニューに出てきたので保存してMBRへインストール何とか直した。
Grub Customizerって便利。
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